IoT開発エンジニアが市場価値を高めるコツ

Internet of Thingsの頭文字をとったIoTは、身の回りにあるものがインターネットを経由して通信するシステムだ。私たちの身の回りでは、「IoT家電」が大きな例となるだろう。家電が通信をすることで、暮らしの利便性が向上した。このほかにも産業や商業にもIoT技術が応用されている。インターネットとモノがつながることで、新しい概念が生まれることも期待されている。

IoT技術が家庭レベルで浸透し始めた数年前から、IoT関連の開発系のエンジニアは不足しているといわれている。現状も人材不足の解消は見込めない状況だ。IoT分野は「単純な開発」だけでは完結せず、幅広い知識や技術が求められる。このため、なり手が少ないのも真実だ。既存のIoT開発エンジニアは、ここで自身の知識やスキルを伸ばすことで市場価値が高まる。もちろん収入アップや地位向上などもかなえられるだろう。

もしさらなる躍進を遂げたいというなら、AI(人工知能)分野やネットワークセキュリティについて学ぶことをおすすめしたい。IoTの脆弱性として、ネットワークセキュリティがあげられる。不正利用を防ぐためのセキュリティは日々精度の向上が求められる分野だ。リリースしたシステムが危険にさらされないように知識を深めていく必要がある。また、AIはIoT技術を利用した認識や解析等に欠かせない。これからはAIとの連携が必須となるだろう。IoTを利用しAIの技術をどう活かすかはIoTエンジニアの裁量次第である。併せてAIの知識を深めることで、エンジニアとしてのスキルを大きく高められるだろう。